仕事前には是非美味しいコーヒー一杯を


先日のことです。

どうしても気分が晴れず、憂鬱で何とかしたくて豆屋で買ってきたコーヒーを自分で淹れて飲んでみました。 

部屋中に広がるコーヒーの香ばしい薫り。そしてブラジルとマンデリンのブレンドコーヒーの少し荒い強めな味わい。飲み終わる頃には、さっきまでの憂鬱感が嘘のように消え、無事、作業所へ行くことができました。

なんでも、コーヒーにはうつを軽減させる効果があるのだとか。ある実験でコーヒーの薫りに含まれるピラジンをはじめとする、多くの薫り成分を嗅いだ人の脳波を測ると、リラックスしたときに出る脳のα波が活性化したそうです。
また、一日、2〜3杯のコーヒーを飲む人はうつになる確率がそうでない人に比べて15%低くなり、4杯だと20%も低下したとの調査結果が。

 

また、この体験を医師に報告したところ、コーヒーの効果についてはあまり触れませんでしたが、精神科の医師から診て、無意識的に、気分を変えてコーヒーでも飲んで落ち着こう、という余裕や気持ちを切り替える行動改革が出来たことは病気の状態から診てもとてもいい傾向だとのこと。誰かに言われてやったのではなく、自ら行動したのも良かったそうです。

人にはそれぞれ、気分をリラックスさせる方法が異なって存在します。

音楽を聴いたり、絵を描いたり、散歩したり、コーヒーや紅茶を飲んだり、本を読んだり、女性なら甘いものを食べたり、アロマを焚いたり、或は、一見難しいことをしているように見える、何かを計算したり、組み立てたりするのが落ち着く、という人もいます。

私は、コーヒーを飲んでいる時はもう立証済みですが、音楽を聴きながら電車に乗るのが好きで、お金に余裕があれば目的地など考えず、ipod持って、ふらっと電車に乗って遠出したいものです。現実はなかなかそうは行きませんが…。

さて、前述したコーヒー効果ですが、コーヒーには、みなさんご存知のカフェインが含まれています。 カフェインの効果は様々ありますがこんな報告もありました。

眠気覚ましに飲むコーヒーなどとよく言われていますが、他のカフェイン飲料よりもカフェイン含有率は多いのでしょうか?

比較してみると以下の通りです。

コーヒー 150ml カフェイン含有率65mg

紅茶 150ml カフェイン含有率 30mg
玉露 150ml カフェイン含有率 180mg
烏龍茶 150ml カフェイン含有率 30mg
コーラ 150ml カフェイン含有率 15mg
ココア 150ml カフェイン含有率 50mg

玉露はコーヒーと比べてカフェイン含有率が2.8倍と多いのですが、お茶に含まれているタンニンの作用によりカフェインの摂取を妨げる作用があるので、カフェイン含有率が多くてもカフェイン中毒にはなりにくいのです。

よく、コーヒーを飲んでから運動をすると、痩せやすいなどと言われていますが、カフェインの脂肪燃焼効果や、眠気防止、リラックス効果を期待するならどれ位の量を目安に飲めばいいのでしょうか?

コーヒーは一日の摂取量をカップ3杯(400g以内)程であれば、とても痩せるために優秀な作用を発揮してくれる飲み物です。コーヒー(カフェイン飲料)は飲んでから約30分後に効き始めます。カフェインが交感神経に作用してアドレナリンを分泌し体脂肪燃焼を助けてくれる作用があります

とのことです。ということは、仕事に行く前に一杯飲んで出かければ、ダイエットにも効果があり、尚且つ眠気覚ましにも効果があるというわけです。

ただし、夕方以降の摂取には気をつけたいものです。カフェインの効果により、覚醒してしまい、なかなか寝付けなくなるといった弊害も見逃せません。

夜勤の方はよいかもしれませんが、日常勤務されている方はなるべく午前中から午後の早い時間帯に飲むことをオススメします。

何かと慌ただしい朝ですが、いつもよりちょっと早起きして、コーヒーを一杯飲んで出かける、まあ出来れば朝食も共に、習慣にしてしまえば難しいことはありません。

仕事中でも、可能であれば気分を変えたい時、煮詰まってしまった時などに、コーヒーを一杯飲んで一息ついてみてはいかがでしょうか。